うつ病　うつ病の予防

うつ病にかかりやすいタイプの人がいます。
自己診断をしてうつ病にかかることがないように気をつけてください。

うつ病の原因

うつ病やうつ病による自殺が大きな社会問題になっています。では一体どうしてうつ病になるのか、またどのような人がうつ病になりやすいのかを考えてみました。

うつ病になる理由は決して１つではありません。うつ病にかかる人、あるいはうつ病にかかった人がもっている感受性や感覚、置かれている生活環境などなど、さまざまな要素が積み重なって、うつ病になると考えられていますね。うつ病と関係のある要素を少しでも理解することで、うつ病を予防したり、うつ病を自覚する手がかりになると思います。

うつ病の発症には人間的なタイプにも関係があると考えられていますね。しかし全くうつ病になるパターンにあてはまらないような人であっても、最愛の人を失ったときなどにはうつ病になることもありますね。友人奥様ですが愛するお子様を亡くされて、自責の念を深く感じてうつ病になった人もいます。

うつ病の予防には日頃からの精神的な鍛錬とでも言いましょうか、良書をよく読むことも予防の一つではないでしょうか。特に古典といわれるものをお薦めします。

うつ病になりやすいタイプ

うつ病を発症しやすいといわれているタイプは次のような性格だそうです。もし当てはまるものがありましたら、ストレスをためにように、またうつ病にならないように日常生活を検討してください。

　真面目で、几帳面でいつも完璧をめざし、他人任せに出来ない人
　職人気質で自分の能力いっぱいに仕事をする人
　１つの物事に執着し、かたくなで柔軟性に欠ける人
　他人からの評価に対して敏感に反応し自己否定的な考えをする人
　悲観的な考え方や見方をする人
　白か黒か、１００点か０点かなど極端に物事を考え、すべてを一度に片付けようとする人
　優先順位が設定できずにぐずぐずしている人
　自尊心の強い人
　感情の表現が下手な人
　自分が思っていることを口に出していえない人

一応うつ病にかかりやすい人のタイプを書き出しましたが、どれにも当てはまらない人の方が少ないのではないでしょうか。
実は私達の日常生活の中にはうつ病を発症するさまざまなストレスの原因が満ち溢れているのです。

「最愛の肉親の突然死」「別居や離婚」といった悲しい出来事だけでなく、「昇進」「出産」という常識的には喜ぶべきことであっても「昇進」による負担増で悩んだり「出産」によって子育てで悩むことは日常茶飯事なのです。
一般論ではありますが、うつ病になった原因がはっきりしている場合は比較的治りやすいと言われていますね。

シンドローム（症候群）

うつ病になるにはそれなりの「きっかけ」があったはずですよね。でも「最愛の肉親の突然死」とか「別居や離婚」などのようにはっきりとした原因がわかることは少ないようですね。日常生活の中で少しづつストレスがたまっていき、本当にささいな事が引き金となってうつ病を発症することの方が多いのではないでしょうか。

私自身の経験ですが、普段であれば聞き流すことの出来るような言葉であっても、気が滅入っているときや、様々な悩みを抱えているような時には聞き流すことができずに、心の底から暴言を吐いてしまうことがあります。
私にはうつ病の経験がありませんのではっきりをはいえませんが、周囲の人が気付かずにうつ病にさせることもあるのではないかと考えるようになりました。

数年前からシンドローム（症候群）という言葉を耳にするようになっていましたが、深刻に受け止めていませんでした。しかしこのシンドロームはストレスを起こしうつ病の遠因になっているのです。
うつ病に関するシンドロームを探してみました。

燃え尽き・シンドローム
　ハードに仕事に打ち込みすぎて、体や心に過度のストレスがたまり、ある日突然に気力を失う

空（から）の巣・シンドローム
　子供さんが独立して、自分が関心を向ける対象が急になくなってむなしさや寂しさを感じる

テクノ・シンドローム
　ＯＡ機器についていけない不安によって起こる。団塊世代に多いのではないでしょう。

サンドイッチ・シンドローム
　上司と部下の板ばさみにった苦しむ中間管理職など。

引越・シンドローム
　念願のマイホーム手に入れたが、新しい土地になじめない

ありとあらゆることによってシンドロームは起こるのですね。決して易しいことではありませんがシンドロームにならにように、そしてうつ病を発症することがないように注意してください

うつ病は治る病気？	うつ病の予防	うつ病患者の現状	うつ病患者との接し方
うつ病を考える